CROSS TALK 03 グラフィック座談会
クリエイティブに情熱を捧げる組織だからこそ
自由な発想で挑戦を続けられる
経験豊富な3名のデザイナーに、
G2 Studiosの魅力や求められる力、ゲーム業界の今後について語ってもらいました。
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H.Y
- #UI DESIGNER
- #中途
#2020年入社2020年2月中途入社。建築業やバーテンダー、アパレル、ゲーム業界など多岐にわたるキャリアを積み、G2 Studiosへ。UIチームリーダーとして、UIチームやプロジェクトのマネジメントを担当。
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K.M
- #TECHNICAL ARTIST
- #中途
#2017年入社2017年5月中途入社。映像・広告業界やフリーランスを経て、G2 Studiosへ。アートチームリーダーとして、2Dモーションやエフェクトなど演出全般のマネジメントを担当。
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R.N
- #ART DIRECTOR
- #中途
#2020年入社2020年10月中途入社。大手コンシューマー、プラットフォーマー、ソーシャルゲーム業界を渡り歩き、G2 Studiosへ。アートディレクターとして、2Dや3Dのクオリティ管理などを担当。
ユーザーに喜んでもらうために、
試行錯誤するのが一番の楽しみ
―G2 Studiosへの入社理由を教えてください。
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H.Y
制作に対する熱意が強く、教育の観点の方向性が一致していることや、会社のビジョンに共感したことから入社を決めました。
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K.M
私が入社した時はまだ規模が小さく、会社としての成長性と演出面での伸びしろがあることと、社員や役員の人柄に惹かれて入社を決めました。
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R.N
知人がG2 Studiosで働いており、入社前から社風などの話を聞いていました。面接で桜井社長とお話しした際に、ユーザーのことを考えて新しいことにチャレンジする姿勢に共感し、力になりたいと思い入社しました。
―仕事で一番ワクワクする瞬間はどんな時ですか?
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H.Y
デザイン上の課題や要望について解決法を見出すために頭を悩ませ、イメージを膨らませる過程が面白いですね。難しい問題に向き合って、インスピレーションを集めて、プロジェクトメンバーや他セクションの社員に意見をもらって。その過程こそが、会社に所属する意味につながると思います。
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K.M
特に開発初期は、自由な発想や新しい技術を取り入れられるのでワクワクしますね。現在、アートチームでは研究開発の時間を確保しているのですが、そこでキャッチアップした技術やアイデアを業務に応用するのも刺激があります。
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R.N
私はやはり、ユーザーに喜んでいただけた時が一番嬉しいです。ネット上のクチコミなどで高評価をいただくとモチベーションが上がりますね。ただ、プロとしてユーザーのニーズに振り回されすぎないことも意識しています。今受け入れられているものより、ほんのちょっと新しいものを提案して、驚きと感動を与えたいと考えています。
多様化するニーズに応えることが、
ゲーム業界を生き抜く鍵になる
―デザイナーの視点から見る
ゲーム業界の今後についてお聞かせください。
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K.M
ゲーム業界はプラットフォームが多様化し、業界内でも淘汰が進む可能性があります。大手が大規模予算で洗練されたゲームを開発する一方、やりこみ型のゲームだけでなく気軽に遊べるカジュアルゲームの需要も根強くあります。各社トレンドを見ながらどの方向性に舵を切るのか悩んでいるのではないでしょうか。
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R.N
確かに、今までは新しいプラットフォームに乗るのがトレンドでしたが、ニッチなニーズに応えることも求められるようになっていますね。世界にはゲーム文化のない国も多く、経済発展している国では今後ニーズが高まっていくことが予測されます。また、高齢者などこれまでメインターゲットとされていなかった層も、コミュニケーションツールとしてゲームを楽しむ人が増えてきました。マーケットの考えを柔軟に取り込み、目標に向かってデザインや技術の研究を進めていくと、新しいゲームのあり方のアイデアが生まれることでしょう。
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H.Y
UIデザイナーとしては、今後スマホゲームのUIは限りなく少なくなる方向に進むのではないかと考えています。コンシューマーゲームでは、調べるべきオブジェクトに近づくとアクション選択が表示され、自然にゲームを進行できるのが一般的です。スマホゲームはボタンやアイコンが多いですが、コンシューマーゲームのようなUIになっていくのではないかと。そういう意味で、UIデザイナーの仕事は3Dデザイナーやエンジニアと垣根がなくなっていくのかもしれません。
柔軟な発想力を持ち、
常に挑戦し続ける姿勢で
―G2 Studiosのデザイナーとして求められるものは何だと考えますか?
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K.M
主体性と発想力、提案力ですね。G2 Studiosはボトムアップ型の会社なので、「こうした方がいいよね」という現場の発想力が重要になります。そのため、新しい情報やトレンドを吸収して理解し、どうすれば業務に活かして実現できるかというところまでアウトプットする主体性が求められます。
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R.N
この仕事は「今作っているものが正解なのか?もっといいものがあるんじゃないか?」の繰り返しです。そして、ユーザーに喜んでもらえた時が答え合わせになり、次の原動力になるものです。しかし、長くゲームを運営していると、自分たちで培った成功事例が正解だと思ってしまい、クリエイターとして大事な部分を忘れてしまいがちです。今あるものではない、新しいものを捉えて追求する姿勢がないと、ユーザーの期待に応え続けるのは難しいのではないかと思いますね。
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H.Y
まさしく、そこに挑戦しなきゃいけませんね。そして、挑戦するフィールドを準備してくれているのがG2 Studiosなのだと思います。この環境で求められるのは新奇性。何かの真似を作るのではなく、未来のタイトルを作る意識が重要です。前例を踏まえながらも、未来を見据えたアイデアを出し、どんどん新しいものを作っていくことがユーザーからの信用を得ることにつながると信じています。
人の根源的な楽しさを追求し、
驚きと感動を届けたい
―デザイナーとして、どんなゲームを作り
ユーザーに何を届けたいと考えていますか?
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H.Y
UIが洗練されると、一つひとつの素材に対してかける情熱は上がっていきます。シームレスに映像や情報を表示することができれば、あたかもその世界にいるような感覚になるでしょう。そういった世界をスマホゲームでも作り出し、ユーザーに届けられればと考えています。
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K.M
私も演出や没入感は今まで以上に大事にしていきたいですね。演出が多いほどいいという訳ではなく、意味のある演出を心がけています。たとえばロード中の待ち時間の演出を工夫するなどストレスのないゲームを作り、ユーザーに心から楽しんでもらえるようにしたいです。
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R.N
「人を楽しませるために」という大前提をしっかり意識して、過去に捉われない発想をしていきたいです。ゲームが楽しいと感じる要素の中に協力や駆け引きなどのコミュニケーションがあると考えるので、コミュニケーションツールとなるようなゲーム開発に取り組みたいですね。
―最後に、G2 Studiosをゲーム業界の中で
どんな存在にしたいかお聞かせください。
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K.M
中期的にはデベロッパーでNo.1。技術力と実績が確固たるものになれば、IPやパブリッシングに挑戦するのが目標です。ただゲームを作るのではなく、G2 Studiosらしく面白いものづくりをしたいですね!
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H.Y
ゲーム業界は狭い世界ですが、その中でも「おっ」と驚かせることはたくさんあります。そういった驚きをG2 Studiosがたくさん提供し、ユーザーからも評価を得られるようになることを目指していきます。
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R.N
今以上に業界から信頼されるデベロッパーに成長させたいです。業界からもユーザーからもさらに信頼される会社になれれば、冥利に尽きますよね。
